昔は灯台守さんがいて、官舎があった。灯台守さんに頼めば、灯台に登らせてもらえた。そして、灯台守さんとの会話の中で、周辺地域について知ることができた。灯台にはいつも人がいて、海上の船は光に導かれ、陸上の人は案内人に導かれる。港に帰って来た船人は、野間埼灯台の燈を見ると安心する。そんな時代があった。
科学の発展やGPSの普及により灯台の必要性が低下し、灯台守の役目が終わりを迎えました。そんな今、灯台とその地域に根ざして活躍する現代版の灯台守を復活させ、かつての賑わいを復活させたい。そんな思いからこの度、「灯台守」募集を決定しました。